こんにちは！アプリケーションプランニングの人事部です。今回は社員への成長支援についてお話ししたいと思います。このブログでも何度か触れてきましたが、当社が掲げる企業理念「ITでお客様を元気にするために」を実現するには、社員の成長・活躍が不可欠です。そのため当社では、全社員に対して、長期的視点で成長やキャリア形成を支援する環境を整えています。

(1)多角的視点での教育プログラム

キャリアを主体的に構築できるよう、成長段階に応じた階層別研修制度を用意しています。新入社員～入社2年目までを対象とした新人教育やOJT教育の他に、下記の研修を実施しています。

◆ヒューマンスキル教育
入社3～5年目を対象とした研修で、社会人基礎力やコミュニケーションスキルを磨いていきます。

◆リーダー研修
3等級(入社6～9年目)以降を対象とした、外部研修およびOJTです。リーダーシップ、メンバー管理・育成スキル、傾聴力などを身につけていきます。

◆テクニカル教育
要件定義入門、外部設計入門、内部設計入門、ソフトウェアテスト入門など、技術レベルの向上を図る研修です。入社3年目以降を対象としています。

◆マネージャー教育
4等級(入社10～12年目)以降を対象とした、外部研修およびOJTです。目標管理、チームビルディング、プロジェクトマネージメントなど、組織開発・運営に必要なスキルを習得します。

こうした研修を統括しているのが、教育委員会です。「人材育成を決して現場任せにしない」という指針の下、プログラムを全社的に統一し、研修の運用・改善を進める目的で設定されました。委員会は各部署の課長と部長クラスの役職者で構成されており、月に１回程度のペースで、運用状況や課題などの整理および各部署へのフィードバックを行っています。

(2)資格取得支援制度とオンライン動画学習サービス

エンジニアの業務はプロジェクトによって千差万別です。その中で「資格」は、全エンジニアに共通する成長の道標の1つ。社員の成長が最大のテーマといえる当社では、全社一体となって成長を追求していくうえで、また、そうした風土を醸成するためにも資格を重視しています。

そのためかねてより、ITの国家資格を対象とした、資格取得支援制度を整えてきました。支援制度の利用者は毎年平均10名ほど。主に、「基本情報技術者」と「応用情報技術者」を目指す際に利用されています。

2025年度からは内容がブラッシュアップされ、合格した際の報奨金の支給に加えて、受験費用を会社が負担するようになりました。資格にチャレンジする機運が一層高まっていくことが期待されています。

なお、試験勉強に際しては、オンライン動画学習サービス「Schoo」を活用することが可能です。「Schoo」では、資格試験対策講座など、IT関連の講座が充実。各々のタイミングで自由に受講することができます。

この「Schoo」を含めて、スキルアップに関する福利厚生は積極的に利用されており、福利厚生の利用調査では多くの社員が「利用したことがある」と回答。「資格取得したい時に(利用している)」「SchooでJavaを学習した」「スキルアップのために積極的に利用したい」といった声が集まっています。

(3)キャリア形成に関する相談機会

入社時点では目の前のことで手一杯という状態でも、プロジェクトで経験を重ねるにつれて、自分が目指したいエンジニア像やキャリアパスが見えてくるようになります。次第に、「後進の育成にも関わってみたい」「難易度の高いプロジェクトに挑戦したい」など、担当する業務やプロジェクト、役割についての希望も出てくるようになるでしょう。

実際に最近も、入社5年目のエンジニアからリーダーに、「自分もリーダーに挑戦したい」という相談がありました。当社では「リーダーになるのは3等級（入社6年目以降）」という標準的な基準があります。それでも、そのエンジニアが長く自己研鑽に励んできた業務姿勢を評価し、「次の案件ではリーダーと同じ立ち位置でプロジェクトを動かしてみよう」という話にまとまりました。

相談すれば100％希望が叶うわけではありませんが、現状と希望を把握したうえで、必要なステップを柔軟に用意していく風土があります。キャリアに関する希望はぜひ、評価面談の機会を利用するなどしてリーダー・課長にお話しください。大きくキャリアチェンジしたい時などに相談できる自己申告制度も別途用意しています。

今回ご紹介した様々な成長支援によって、皆さんが充実したエンジニア人生を歩むことができれば幸いです。